2012年03月05日

古民家再生物語 62 室内塗装

2011年4月

いよいよ工事も最終段階に入ってきました。

天気の良い日を見計らって室内の塗装作業に入ります。

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室内の塗装にどのような塗料を使うかは、今回の古民家再生工事の最重要テーマの1つでした。

それは色彩デザイン上での問題であると同時に、健康上の重要問題でもあるからです。

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かって某大手プレハブメーカーに依頼して家を造った際や新築分譲マンションに住み始めた時に、そこで使用されていた塗料や壁紙の接着剤などによるシック現象に、家族が特に子供たちが悩まされた苦い経験がありました。

その当時はまだシック現象はあまり社会的な問題になっていなくて、原因が判っていませんでした。

それが塗料や接着剤に含まれるているホルムアルデヒドによるものだということが判明し、俄に社会問題化したのはそんな昔のことではありません。

それが判るまでは原因はむしろ個々人のアレルギー体質によるものと受け止め、ただ我慢をするしかなかったのです。

今にして思えば酷い話です。

その後住宅に使用する材料には一定の規制が設けられることになりましたが...。

そうそうシック現象といえば、家ではありませんが、つい最近たまたま新車のレンターカーに乗った時に目がチカチカする不快な経験をしました。

車産業では未だに規制がされていないのでしようか?

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ところで、この問題に関しては欧州はかなり早い時期から規制を設けていたようです。

特にドイツでは厳しい規制・基準を設けていて、身体に害のない自然素材塗料の研究・使用が進んでいます。

今回デザインを共同担当してくれたカールベンクスさんはこの件についての豊富な知識と経験を持っていました。

彼に共同デザインを依頼した時の条件の1つに彼の薦める塗料を使用することがあったのですが、無論私としては望む所でした。

そんなことで、彼がドイツで調達した自然素材の水溶性原材料を調合して塗装作業に入いりました。

まずロフトから塗装を始めます。

塗装の前にゴミが無いよう奇麗に掃除をします。

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次に2階部分。

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そして最後に1階部分に。

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1階のスペースはかなりの広さがあります。

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塗りがいがあります。

建具にも同じ塗料をぬります。

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真新しい無垢の木に塗るのはちょっと惜しい気もしなくはありませんが、全体のデザイン統一のために目をつむります(笑)。

このドイツ製の塗料は一度塗り終わって乾かし、再度二度塗りをします。

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この塗料は水溶性のためそのままの状態では水が付着すると剥げてしまいます。

そのため定着用のアクリル系皮膜塗料を塗ります。

これで最終的に適度な光沢をもったシックで落ち着いた色合いに出来上がります。

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この塗装作業は3月17日に始まったのですが、終了したのが4月8日。

断続的ではありましたが都合3週間かかりました。





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古民家再生物語 61 電気工事

2011年3月17日(木)晴れ

今まで工事用電気の仮配線であったものを正式に居住用の電気配線に切り替え工事が朝から始まりました。

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また西側側面では湯沸かし器等の設置も同時に進行します。

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美観を損なわぬように機械類を隠す囲いを作りました。

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こうして

着々と生活するための最終段階の準備が進みます。
posted by wa at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 古民家再生